2020年9月1日

20200901劇場認知科学の書籍日記

2020年4月から「劇場認知科学」という科目を担当しています。

春学期が終わって1カ月余り、いま内容についてリフレクションしているところです。

学生の中には、自分自身が演者としてや裏方として舞台に関わっている者もいて、思わずうなってしまうような鋭い質問やしばし考え込んでしまうような興味深い質問がありました。

私自身もこの授業を通してたくさんのこと教えてもらいました。


せっかくおもしろいものになったので、何かの形で残せないものか考えています。

来年度以降も授業を担当するので、書籍を書くことにしました。

原稿は分量にして60%くらい書けました。骨格ができたので、あとは事例を増やして内容を豊かにすることと書籍から入る人のために状況を丁寧に書くことが必要だと思われます。



人を対象にした実験についてなかなか先が見通せない昨今ですが、実験ができるようになったときに進められるように準備しています。

また、劇場という観点から認知科学を専門にする人たちを触発するプロジェクトを構想しています。

いまは一つずつ研究の種を蒔いていこうと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿

同日開催!2024年5月27日(月) 早稲田大学落語入門 & 第五回実験寄席【実験参加で入場無料!】

落語を鑑賞しているときに,人間はどのような反応をしているのか? その解明のために,生理指標や表情を計測しながら落語を鑑賞する実験を行います。参加者には通常通り落語を楽しんでいただきます。 (1)研究内容と実験方法の説明を受け,計測機器を装着します(15分) (2)2名の噺家による...