2024年4月1日

同日開催!2024年5月27日(月) 早稲田大学落語入門 & 第五回実験寄席【実験参加で入場無料!】


落語を鑑賞しているときに,人間はどのような反応をしているのか? その解明のために,生理指標や表情を計測しながら落語を鑑賞する実験を行います。参加者には通常通り落語を楽しんでいただきます。

(1)研究内容と実験方法の説明を受け,計測機器を装着します(15分)

(2)2名の噺家による落語を鑑賞します(75分)

(3)落語鑑賞時の体験に関する質問票に回答します(5分)

表情と笑い声を計測するために顔映像と音声を収録します。また、一部のお客様の心拍・身体運動・体表温度を計測します。なお、本実験の公演は「花魁」および「饅頭」に関する噺を含みます。

(日時) 

1.早稲田大学落語入門 (落語の鑑賞回数が10回未満の方が対象) 

  2024年5月27日(月)  16:00—17:30

2.第五回実験寄席 (落語の鑑賞回数が10回以上の方が対象) 

  2024年5月27日(月)  19:00—20:30

【お願い】実験機器の都合により、遅れての入場はできません。遅刻の場合には、申し訳ありませんが入場をお断りすることがあります。あしからずご了承ください。

(条件)参加者は入場料(2500円相当)が無料(交通費は支給なし)

(場所)早稲田大学早稲田キャンパス 早稲田小劇場どらま館(東京都新宿区戸塚町1丁目)

(募集人数)  【要予約】各公演50名 


(募集条件)

以下の全てを満たすかた

◉ 母語が日本語のかた

◉ 18歳から70歳のかた

◉ 視力・聴力に関して日常生活に支障をきたす問題がないかた

◉ 実験時の動画撮影への協力に同意がいただけるかた(実験の分析の範囲のみで使用します)


(応募方法) 

(1)以下のURLをコピーしてブラウザに貼り付けて検索し、予約フォームからご予約ださい。自由席ですが、実験の都合でデータ計測用の座席にご案内することがあります。

  早稲田大学落語入門:https://www.quartet-online.net/ticket/nyumon01

  第五回実験寄席:https://www.quartet-online.net/ticket/jikkenyose05

注)システム上、「当日精算」と表示されますが、支払いは不要です。また、Gmailなどの一部のメールでは、自動返信が届かないことがあります。自動返信がなく予約されたか心配な方は、下記の問い合わせ先にご連絡ください。


(2)何らかの理由で予約サイトへの入力や予約ができない場合は、下記メールアドレスからお問合せください。

nomuraryota[at]waseda.jp([at]を@に変更)

メールの件名は,ご自身の落語鑑賞回数に応じて10回未満の場合には「早稲田大学落語入門・参加希望」,10回以上の場合には「第五回実験寄席・参加希望」として,本文に①所属・学年,②氏名を記入の上,お送りください。


(特記事項) 

この研究への参加の有無が学業成績や単位取得に影響を与えることは一切ありません。


2024年2月29日

20240229基盤研究(B)採択日記

野村を研究代表者とする基盤研究(B)「フィールド・センシングによる集合的感情創発メカニズムの解明」が採択されました. 2024年度〜2027年度の4年間です.

今回の科研では,強力な分担者に入っていただき,そのおかげもあって採択となりました.2024年4月以降の実施ですが,最初の落語会は2024年5月に実施予定です.

今後は,この枠組みでフィールド(劇場)でのデータ取得を進めていくことになります.2020年1月1日に立ち上げた新たな学問 Live-science(ライブ・パフォーマンスの科学)もようやく具体的な形が見えてきました.


この研究課題は,タイトルにある通り集合的感情を対象にしています.

多くの人が一斉に笑ったり泣いたりするのは,劇場ではごく当たり前のことですが,人はそれぞれ違うのですから,よくよく考えると不思議な現象です.そのメカニズムを明らかにすると言うのがこの研究課題の主眼となります.

どちらかといえば文系の学問である劇場研究を,非線形力学系理論やネットワーク論の解析手法を使う定量的なものへと転換することになります.

このブログも少し停滞気味でしたが,こちらでも色々と情報を発信できるように進めていきます!


2024年2月27日

20240226研究アイデア日記

 次の科研での分析に関して色々と調べていたところ,これまでずっと求めてきたものがあることがわかった.

2021年に論文になったもので,オリジナルは数理生態学におけるデータ分析の手法だ.とはいえ,前提条件に共通するところも多いので,私のデータにもそのまま当てはめることができそう.


夜のテンションで言いすぎているかもしれないが,大きなヒントを得た.

これまで8年くらい続けてきた,規模の大きな仕事の集大成となる研究のアイデアがその瞬間に閃いた.うまくいけば,これはおもしろい研究になる.


誰か研究者と飲みに行って,このアイデアについて話がしてみたい.


2024年2月1日

今後の発表予定2024

【論文】
[プレプリント]
Nomura, R. 
Reliability for music-induced heart rate synchronization.
Preprint: 10.31234/osf.io/2mh8d

[投稿中]
1. Nomura, R. et al. (in revision). Common-input synchronisation(仮)
2. 大手あみ・小澤基弘・野村亮太 (in revision)


[準備中]
1. Nomura, R. et al. (in prep.). The gnealogical tree of rakugo apprenticeship.(仮)[完成度90%]
2. 野村亮太他  (in prep.) CMの視聴行動(仮)[完成度70%]
3. ...Nomura, R. (in prep.).  映画での感動(仮)[完成度80%]
4. Nomura, R. et al. (in prep.). A power of music.(仮)[完成度20%]
5. Nomura, R. & Liang, Y. (in prep.). Quantifying expertise of performing artists... [完成度80%]
6. Nomura, R. (in prep.). Reconstructing driving intensity of story-telling performances ...(仮)[完成度65%]
7. ...Nomura, R. (in prep.).  Collective response of audience.(仮)
8.  Nomura, R., Bai, M....  (in prep). Experimentally-induced liveness.(仮)

【国際学会】
1. Nomura, R., Sato, G., Sekine, K., and Shimizu, Y. (accepted).  Predicting viewer withdrawal rate using the collective gaze property of a small number of viewers. ICP2024, Prague, Czech Republic. July 21–26, 2024.

【国内学会】
(未定)

【講演】
野村亮太 (2024.3.2) 笑いの力は強い―だから、リスクも考える こしがや市民大学

【論文】[構想中]
1. Nomura, R. et al. (in prep.). Enjoyment in VR YOSE theatre.
2. Nomura, R. (in prep.). Transactions in competitive co-creation...
3. Nomura, R. (in prep.). Propagation patterns of laughter in theatre and network model...
4. Nomura, R. (in prep.). Network analysis on utterances in theatre ...

【書籍】
(未定)


20240201投稿論文日記

 昨年の11月に投稿した論文のこと.

査読者の依頼には時間がかかっていたようだ.それでも2名の査読者が引き受けてくれた.ありがたい.

電子投稿システムを見てみると,12月の休暇前には1名から査読結果が届いていた.それから1ヶ月以上,もう一人からの査読結果が届かないので,1月30日にメールで問い合わせ.

急に状況は動いて,今日もう一人からの査読結果が届いたとのこと.


良い知らせなら良いのだけど.


20240204追記

この記事を書いた翌日,エディタから連絡があった.総合すると,minor rivisionの判断だった.これは朗報.一部プログラムを新たに書いて計算する必要があるものの,見通しが立つレベルだったので嬉しい.




2024年1月24日

20240124認知・体験過程研究 復刊日記

2023年12月25日に認知・体験過程研究の第10巻が発行されました.下記のページの「論文」メニューに新しい論文が掲載されています.

http://assoc-jcpe.w.waseda.jp/

2001年以降,休刊になっていましたが,このたびオンライン・ジャーナルとしてISSNも付与され,新たなスタートを切ることができました.


認知・体験過程研究では,教育心理学や社会心理学といった心理学における諸領域の研究に加えて,発達科学,認知科学,情報科学など幅広いジャンルの研究を査読の上,掲載します.

関連分野の方はぜひ投稿してください!









2023年5月20日

20230520ザセカンド

 実におもしろい。

ネタ自体というより、お客さんのリアクション、探究してみます。

同日開催!2024年5月27日(月) 早稲田大学落語入門 & 第五回実験寄席【実験参加で入場無料!】

落語を鑑賞しているときに,人間はどのような反応をしているのか? その解明のために,生理指標や表情を計測しながら落語を鑑賞する実験を行います。参加者には通常通り落語を楽しんでいただきます。 (1)研究内容と実験方法の説明を受け,計測機器を装着します(15分) (2)2名の噺家による...