2021年7月31日

20210731スケール解析日記

 ふと手にした本に,テイラーが行ったスケール解析の話が載っていた.

システムの詳細が不明であっても,観察された情報(この例では,写真)に残された概要がわかれば,かなり多くの事柄を推定できるというものだ.

それは,当該のシステムの挙動が少数のパラメータで決まっているという事前情報があるからなのだが,それにしても有益な発想法だと思う.


私が最近取り組んでいる分析手法には,そのままではスケールの情報が失われてしまうという課題があった.

最近考えたのは,スケールを示す一つの指標だけ測定しておくというもの.そうすることで,分析によってスケール情報が失われてしまうけれども,同時に測っておいた指標の値を使って較正できるということ.

例えば笑い声の大きさを基準にすれば,相対的な振幅を絶対的なスケールに位置づけることができる.


そんなことを考えている折だったので,本を読んだときに,やはりそうだなと確信を持てた.まずやってみる.



Superposed Recurrence Plotの紹介

映像や舞台表現の訴求力を数値化する夢の技術とは!? 共通入力のダイナミクスを複数の観客の振る舞いに残された痕跡から復元する この文章についての問い合わせは こちら↗︎ ■理論的背景  私たちが実験や観察で得られるのは,高々1変数の時系列データであることが多い.だが,力学系から出力...