本学では,先週末から秋学期が始まりました.
春学期に比べて,授業数が少ないので,いくぶん楽になりそうです.
秋学期のオンライン授業で使うMoodleの設定をしながら,落語を聞いていました.
柳家喬太郎師の,健保落語.スポンサーの伝えたいメッセージがある落語のようです.
本編に加えてメイキング+インタビューの映像もありました.
若い世代の落語の捉え方について,述べた言葉が印象に残りました.
喬太郎さんの若い頃は,世相として浮かれていた時代でもあり,落語と聞くと「うわっ!だせぇ」と若者が口にしたそうです.
一方現在は,「落語?なにそれ,おもしろいの?」に変化したとのこと.これはつまり,ダサいとかどうかとかそういうことさえ判断しないくらい,落語を知らないということを意味しています.
だから逆説的に,なんの先入観もなしに表現そのものを体験できるということを喬太郎さんは述べていました.
これはたしかに,と納得できる話です.時代が変わったことを強く感じました.
これから落語はまた発展しそうです.生身の人間が一人で表現できる最大のものを現出させるという意味で落語は身体表現の原点だと改めて思いました.
0 件のコメント:
コメントを投稿